久しぶりに面白い映画を見た気分。
いろんな愛の形があるんだな、人間て不思議な生き物だな。
昔のATGの映画に良く有ったような男女の愛し合う所から始まるなんて珍しいなと思ってみていると、なる程愛の映画だからだ。
画調は決して良いとは思わないけど、演出家の神経が隅々まで行き届いてる様に見えた。
「悪人」との違いはこの作品では人物のアップに望遠系のレンズを多用していて、気分というか気持ちという曖昧な表現だが撮影者として人物の気分が離れているように見える。
話はよく練ってあるとは思うが、途中で主人公の女性が直接レイプされた本人ではなく帰っていった方の女であるのが、ちょっと腰が引けてるのではないだろうか。
人間を良く見ていると感じさせるすばらしい作品だった。
そしてラストカット、違う人生を選ぶのかどうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿