自主上映活動40周年に向けての言葉
2011年12月鳥取砂丘で鳥取FCの清水さんと後藤監督と |
自主上映活動40週年、ご苦労さま、そしておめでとうございます。
40年という長い間、継続された精神と努力に敬意を表します。
世界には色々な映画があります。
そして日本にも色々な映画があります。
大きな資本をかけてそれ以上の資金を回収しようとする映画もあれば、作家が思いを込めて自己資金で作る映画もあります。
大きな予算で作られる映画を否定するつもりは毛頭ありませんが、それらの作品はそれなりの予算が宣伝にかけられ、何らかの形で我々の耳目に触れ、周知するように作られていきます。
小規模な映画は如何に傑作な作品であろうとあまり我々の知るところまで到達できないでいます。清水さんたち鳥取フィルムコミッションが活動されている自主上映はこういった日の当たらない傑作や時代を飛び越えた名作を地道に宣伝し、映画の感動を鳥取のみなさんに分け与えるという素晴らしい活動だと思います。
東京にいても、鳥取で生活をしていても感動を求めなければそれは手に入れることは出来ません。市民の皆様も映画鑑賞だけに留まらず、鳥取フィルムコミッションの方達と一緒に日の当たらない傑作を見出し、その感動を共有して欲しいものです。
何といっても芸術、文化は人間が心豊かな生活をする糧ですから。
これからも清水さん達が鳥取で上映活動を続けて行かれることを切にお願い致します。
撮影監督 田中一成
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