2013年6月28日金曜日

落語娘 劇映画

撮影所の江戸村で花魁役の女優さんと

2007年6月東映京都撮影所で撮影。

 「やい捨五郎」
「なんでえ婆ァ、血相変えて」
「禁断の噺が中原俊師匠で映画になるとよ、知ってるけ」
とこんな調子で始まる映画で舞台は現代の東京と江戸。近未来アクション派の私に時代劇が出来るんかいなと思いつつ、師匠のお供で江戸を探しに東奔西走、やっと探し当てた京都の太秦にちょんまげと花魁が生息する江戸を発見。喜びもつかの間、我らこの地にしばし軟禁される事になりました。

太秦には暴れん坊将軍の東田君がいて、「やっぱ時代劇はこれでっせ」と障子紙を駆使したライティングで江戸を再現してくれはりました。びっくり仰天のコボルト製HMIライト、雨天でも養生要らず、助かりました。

松宮のアニキに「セットの天井が無いのがバレルンですけど」「田中さん、いつも座って撮影してないで立って見てください」不思議な事に立ち上がると天井は隠れ、ロケセット慣れしていた私はアニキにセット撮影を教わりました。

撮影にはP2カードを使用したキャメラを使用、すべてのカットが別ファイルに成るためロールナンバー、訂正ボールドが意味をなしません。堅牢で便利なこのカード、今回は少しでも空いた時間を見つけるとマックを立ち上げ、私と記録さんでバックアップを作りながら取り込みましたが一体誰が撮影済みをハードディスクに取込むのか。撮影部?パソコン部?(あったっけ)。

東京と京都スタッフの愛の結晶、禁断のお噺をお楽しみください。お後がよろしいようで!

監督:中原俊
照明:東田勇治 
美術:松宮敏之

撮影助手: 新島克則 石田将士 

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